プレスリリース
2023年10月16日
「JFW JAPAN CREATION 2024」への出展について
~サステナブルな軽量素材などを展示~
東レ合繊クラスターの高機能高感性テキスタイル分科会(注)、高性能繊維分科会(注)、グリーンイノベーション素材分科会(注)、およびエンドプロダクツ分科会(注)は、10月31日(火)、11月1日(水)に東京国際フォーラムで開催される、日本最大級の繊維総合見本市「JFW JAPAN CREATION 2024」に出展します。東レ合繊クラスターが「JFW JAPAN CREATION」に出展するのは2014年に環境配慮型素材分科会(当時)が出展して以来、4回目になります。
今回の出展のコンセプトは、「クラスター創造による新価値、新用途開拓」です。 このコンセプトには、日ごろは競争関係にある繊維産地の個々の企業が、“産地連携”というクラスターの強みを活かし、各社の高い技術を持ち寄り、パートナーという仲間意識を持って、社会が求める「つくる責任」を意識した素材の開発に引き続き取り組むこと、そして、生まれた価値を世の中に発信し続け、今まで以上に、新たな用途や商流の開拓に取り組む決意を表しています。 今回、東レ合繊クラスターでは、100%バイオマス由来ナイロンを使用した重点開発素材をはじめ、バイオマス素材、リサイクル素材、非フッ素撥水加工などの環境配慮素材を使用した「シンセティックマジック®」、着用時の快適性向上に着目した素材、麻調ポリエステル素材「パリネ®」、ウール調ポリエステル素材「エフレンディ®」、エンドプロダクツ分科会が開発した二次製品など、約40点を展示します。 |
![]() 出展素材の一例(イメージ) |
重点開発素材は、概ね30デニール以下の100%バイオマス由来ナイロン510原糸を使用した軽量素材です。軽量であることから、テキスタイルの生産時に使用する染料や加工、薬剤が少なく、染色後の乾燥に要する時間が低減され、また、その後の輸送時にかかる燃費が抑制されることで、総合的に環境への負荷が低減されると考え、開発を進めてきました。
このような、細い原糸を使用したテキスタイルを、品質を維持しながら安定的に生産を行うのは難しく、このバイオマス由来の軽量素材は、高度な技術を持つ日本の企業が得意とする東レ合繊クラスターならではの素材です。
東レ合繊クラスターは、北陸を中心とする繊維産地の活性化と日本の繊維産業のプレゼンスの向上を目指し、高機能な合繊素材と産地企業が持つ繊維加工技術を駆使して、ジャパンテキスタイルの開発に取り組んでいます。
今後も、会員各社の連携の多様化を進め、先端材料と高次加工技術の更なる融合により、繊維産業の新たな事業モデルを構築し、新しい時代のニーズに対応する素材をご提案します。
今回の出展概要は以下の通りです。
記
1. | 展示会名 | : | JFW JAPAN CREATION 2024 https://www.japancreation.com/index2.html |
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2. | 日時 | : | 2023年10月31日(火)、11月1日(水) 10:00〜18:00 | |
3. | 会場 | : | 東京国際フォーラム ホールE(展示ホール) | |
4. | 出展規模 | : | (1) ブース番号: J-44 (24m2) (2) 出展素材数:約40点 (エンドプロダクツ分科会が開発した製品を含む) |
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5. | 主な出展素材 | : | (1) <重点開発> バイオマス由来原糸を用いた軽量素材
(2) シンセティックマジック®
(3) 着用快適性素材
(4) パリネ® (麻調ポリエステルテキスタイル)
(5) エフレンディ® (ウール調ポリエステルテキスタイル)
その他、カーボンファイバーを使用した意匠性のある織物やリバーシブルコートやベストなどの縫製品も展示予定。 |
<注:各分科会について>
・高機能高感性テキスタイル分科会
委員長会社:ケーシーアイ・ワープニット(株) (本社:富山県南砺市)
・高性能繊維分科会
委員長会社:岐セン(株) (本社:岐阜県瑞穂市)
・グリーンイノベーション素材分科会
委員長会社:テックワン(株) (本社:石川県能美市)
・エンドプロダクツ分科会
委員長会社:丸井織物(株)(本社:石川県鹿島郡中能登町)