東レ合繊クラスター

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2015年6月5日

「生販の更なる連携強化」 第11回定時総会開催
〜2015年度東レ合繊クラスター定時総会開催(ANAクラウンプラザホテル金沢)〜

 2015年6月5日(金)、金沢市のANAクラウンプラザホテル金沢において、東レ合繊クラスター第11回定時総会が開催されました。定時総会には、宮本クラスター会長や各役員をはじめ、クラスター会員67社、87名が出席。また、東レの日覺社長や田中副社長、首藤クラスター東レリーダーなどが出席しました。
 宮本会長は開会に際して、「クラスター活動の最大の課題は、生産・販売の連携の強化による、商品開発、用途開発、そしてグローバル市場開発の推進である。技術・開発部会とマーケティング推進部会が新たな形で連携し、新素材・新商品を次々と排出することで、クラスター活動を飛躍的に拡大する年にしたい」と挨拶されました。また、東レの日覺社長は、「日本の合繊産業の競争力の源泉は、世界最高水準の技術を持つ合繊メーカーと産地企業の連携である。東レ合繊クラスターが中核となり、新たなモノづくりに積極的に取り組み、世界をリードする繊維産地として確固たる地位を築かれるようにお願いしたい」と挨拶されました。首藤クラスター東レリーダーは、「会員各社との連携を深め、他国が真似できない新製品を開発し、テキスタイルの高付加価値化を一層推進したい。さらに、グローバルな事業拡大や用途拡大を通じて、取り組みを強化したい」と挨拶されました。

 定時総会では、各部会・分科会の2014年度の活動実績、2015年度の活動計画や2014年度収支決算報告、2015年度収支予算等について審議され、全て承認されました。また、技術系分科会の新体制への再編の報告も行われました。今後は、新たな分科会体制の下で実践的な開発体制を構築し、高い技術力を持つクラスター会員各社の連携を多様化させることで、革新的な新素材の開発に繋げてまいります。
 また、定時総会終了後、日本繊維産業連盟と日本化学繊維協会で副会長を務められている上田英志様より、「我が国の繊維産業を巡る情勢と今後の展望」のテーマでご講演いただきました。産地企業の持つ高い技術力をベースにグローバルな活動強化を目指している当クラスターにとって、示唆に富む内容であり、大変有意義なご講演でした。

<各コーナーの展示概要>

  (1)「ファッション」
    「Slow Life(スロー ライフ)」「Planet Life(プラネット ライフ)」をテーマに素材提案。「イノリス」「パリネ」を重点素材として、杢調や自然なふくらみのある素材、デニムの風合いを備えた合繊素材といった、ナチュラルな質感を持つ素材を展示。
  (2)「スポーツ」
    「Slow Life」「Planet Life」「Power Up(パワーアップ)」をテーマに素材提案。植物由来原料を使用したナイロン610素材や「ヴァーチャレックス」を重点素材として、テーマに沿って、杢調や天然素材の質感と高い吸汗速乾などの機能性を両立させた合繊素材を紹介。
  (3)「ユニフォーム」
    「ワーキング」、「オフィス」、「サービス」の3つの用途で素材提案。制菌素材「シルバーテックス」や特殊な表面加工を施した、オフィス、サービス向け素材、カジュアルな印象を持たせたワーキングウェア向け素材、工事現場等で使用する高視認性安全服向け素材等を提案。
  (4)「インテリア」
    カーテン向けの素材を3つのテーマ(「ヴィンテージ」、「デニム」、「エレガント」)の柄パターンと、遮音や遮熱、防蚊といった機能加工を施した素材を提案。素材の表面感に拘ったテーマごとの柄パターンに加えて、今回から、新たに機能性カーテン素材を紹介。

以上

■ご挨拶される宮本会長

■会場の様子

以上

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