東レ合繊クラスター

HOMEお問い合わせ

プレスリリース

2014年10月27日

JFW JAPAN CREATION 2015 出展について
〜11/5〜6の2日間、東京国際フォーラムにて開催〜

 東レ合繊クラスターの環境配慮型素材分科会(委員長会社:テックワン(株)(本社:石川県能美市))は、2014年11月5日(水)〜6日(木)に東京国際フォーラムにて開催されるJFW JAPAN CREATION 2015に初めて出展します。「エコ素材を利用したものづくり」、「製造工程でのエコへの取り組み」、「節電商品への取り組み」の3つテーマに基づいて開発した、地球環境を意識した製品をご提案します。

 当クラスターの環境配慮型素材分科会では、植物由来成分を原料とした繊維素材を使い、「地球環境に対して負荷の少ない素材、製品」をコンセプトにした商品を開発しています。
 今回のテーマを、(1)地球環境に優しい「エコ素材」を利用したものづくり、(2)製造工程における環境負荷を少なくしたエコへの取り組み、(3)繊維素材商品を日常生活の中で使うことで地球環境にやさしい節電商品への取り組み、の3つとし、それぞれのテーマを商品化した、植物由来ナイロン610長繊維のテキスタイル素材や常圧分散可染ポリエステル長繊維のテキスタイル素材、“アクアウィン®”等の吸放湿性が良く、優れた着用快適性を持つテキスタイル素材など、婦人ファッション向けやスポーツ向けの素材アイテム、約55点を展示いたします。

 東レ合繊クラスターは、本年で10周年を迎えました。
 東レ合繊クラスターは、繊維産地企業の高度な高次加工技術やテキスタイル素材の技術開発力と原糸メーカーの持つ技術開発力を結集した体制を確立することで、原糸・原綿から高次加工(糸加工・紡績、織物、編み物、染色、仕上げ、縫製他)までの一貫の連携体制を構築して国際競争力を高めていくことを目指しています。
 当クラスターの環境配慮型素材分科会は、繊維産地の商品開発力を活かした環境配慮型製品を提案することで、当クラスターの開発した環境配慮型製品の普及を図り、地球環境保護に貢献したいと考えています。

 今回の出展概要は次の通りです。

1.展示会名 JFW JAPAN CREATION 2015
(主催:一般社団法人 日本ファッション・ウィーク推進機構)
2.日時 2014年11月5日(水)〜6日(木)(2日間)
10:00〜18:00
3.会場 東京国際フォーラム 展示ホール1
4.出展ブース 小間番号:J−42
5.出展内容 (1) 地球環境に優しい「エコ素材」を利用したものづくり
     

「エコ素材」を用いたアイテムの一例
(ナイロン610を使用したスポーツウェア)
 植物由来繊維ナイロン610のテキスタイル素材を出展します。ナイロン610は、植物化度60%であり、従来のナイロン6に比べ、吸水率が低いという特長が有り、湿潤時の物性変化が小さく、寸法安定性に優れる素材です。
 このナイロン610の特長を利用した繊維素材は、繰り返し洗濯しても、シワや型崩れしにくい特長があります。東レ合繊クラスターではこの特長と様々な繊維加工と組み合わせた商品開発に取り組んでいます。この素材の開発にあたっては、繊維加工工程において、環境を配慮した薬剤や樹脂を選定し、「環境負荷の軽減」を意識したものづくりを進めました。
    (2) 製造工程における環境負荷を少なくしたエコへの取り組み
       多くのエネルギーを消費する従来の高温高圧条件(135℃・高圧下)ではなく、常圧下(100℃・大気圧下)での分散染料を用いた染色でも、発色性と堅牢度が従来品と同等である常圧分散可染型ポリエステル長繊維を用いたテキスタイル素材を出展します。このテキスタイルを生産する場合、染色加工工程において、従来工程比、約25%のエネルギー削減と、約25%のCO2排出量低減が可能となります。
    (3) 繊維素材商品を日常生活の中で使うことで地球環境にやさしい節電商品への取り組み
       吸水速乾素材や綿素材並みの優れた吸放湿性を持った素材“アクアウィン®”など、着用快適性に優れた素材を日常生活に取り入れることで節電につなげ、身近な場での省エネルギーの活動推進に役立てます。

以上

このページの先頭へ

COPYRIGHT 2009 TORAY SYNTHETIC TEXTILE CLUSTER ALL RIGHTS RESERVED.