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2014年2月21日
欧州繊維クラスターとの意見交換会参加について
東レ合繊クラスター(会長:中山 賢一(小松精練(株)代表取締役会長))は、この度、経済産業省の招聘で来日した欧州最大の先端繊維素材クラスター「Textile2020」に所属するクラスター団体と会員企業との懇談会に参加しました。
「Textile 2020」の訪日メンバーは2/18(火)〜20(木)の3日間の日程で化繊協会をはじめ、日本の繊維メーカーの施設見学や意見交換を行い、最終日には東京にて当クラスターとの意見交換を行いました。
懇談会の様子
日本と欧州の繊維業界は、2012年12月に日仏産業協力委員会で、繊維分野の日仏協力のためのワーキンググループ(WG)の設置が合意されたことを皮切りに、先端素材の研究開発や製品開発、日欧共同プロジェクトの発掘などを目的に定期的な相互訪問を行い、交流を深めています。
今回は、「Textile2020」を構成する3つのクラスターの代表者(仏、伊)が来日し、日本の先端繊維素材と欧州の繊維加工技術による製品開発や日本の繊維加工技術による欧州の製品市場への協力関係の構築について、活発な意見交換が行われました。
東レ合繊クラスターは、繊維の糸加工からテキスタイルの染色・機能加工及び縫製までの各工程段階の知恵と技術を融合し、世界に類のない繊維製品の研究・開発と一貫生産体制の構築を目的に結成されたクラスター(企業集団)であること、そして現在、当クラスターには89社の企業・組織が加入しており、着実に活動成果をあげていること、更に、繊維産地の技術力とマーケティング力をより一層結集し、世界市場における競争に打ち勝っていくために産地企業へ広く参加を呼びかけている実情を説明し、意見交換を行いました。
今回の欧州先端繊維素材クラスター「Textile2020」との交流は、東レ合繊クラスターが進めている海外への販路開拓と非衣料分野への展開に向けた活動の一環として位置付けられるものです。
以上